オチアシビリワイナリー・チヌリ

今から約8000年前に人類で初めてワインを作ったのは、現在ジョージア(旧グルジア共和国)という国がある地にいた民族だった。現在では東欧の奥地に位置するこの地には、遥か昔から肥沃な土地と恵まれた天候の為、良質の野生のブドウが生い茂っていたという。
日本ではあまり馴染みのない「オレンジワイン」という種類のワイン。この種類のワインは、白ワインに使う薄い緑色の皮のブドウを、赤ワインのように皮ごと絞って作られる。欧米では2000年代以降、「アンバー(英語で“オレンジ色”)ワイン)」と呼ばれてワイン通たちの間でその徐々にその存在感が知られ、ジョージア由来のこの種類のワインは、現在イタリアをはじめとした複数の国で生産されている。
また、チヌリはクヴェヴリという陶器のツボを地中に埋めて熟成されて作られ、この伝統手法で作られるワインは「クヴェヴリワイン」とも呼ばれる。代々、この地で家族経営のワイナリーを営むオチアシビリワイナリーの現代を務めるデビッドは、この伝統手法に更に一歩先のこだわりを加え、有機ワインの作成にとりかかった。
ジョージアワイン界でユニークな存在感を放つ、カトゥリ地方のチヌリ種のブドウで作られているこの一品。有機栽培で作られたブドウの新鮮な味わいが特徴のこのワインは、柑橘系の爽やかな風味が持ち味で、シーフードやサラダとの相性が抜群。
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